*モデルナ後の動きに注目
9:30:RBA金融政策会合議事要旨公表(豪)
22:15:住宅着工件数(加)
22:30:小売売上高 (米)
23:00:BOEベイリー総裁発言(英)
NYダウ史上最高値
16日のNY市場でNYダウは最高値を更新しました。終値は先週末比470ドル高の2万9950ドル。これは、新型コロナウイルスのワクチンへの期待から幅広い銘柄が買われたことにあります。今回のワクチンは、米製薬のモデルナです。先週は、米ファイザーのワクチン報道でリスクオンになりましたが、それほど続かずさらに今週もワクチン報道、次はモデルナ社です。バイイングクライマックスは近いのか?ここは意識しておくべきだと思いますので、簡単に解説しますのでお付き合いください。
バイイングクライマックスとは
バイイングクライマックスとは呼んで字のごとく、買いが買いを呼ぶ中でそろそろ終わりか?という感じです。最後の買い場ですね。バイイングクライマックスの特徴として高値圏で出来高が増加することがあげられます。
・高値圏で出来高が急増
・パニック的な買いが集中
日経平均株価もつられて上昇していますが、今回のような状況下では、バイイングクライマックスは常に意識しておきたいポイントです。
ポジティブ要員にたいしネガティブ要員は?
新型コロナウイルスのワクチン報道を少しおさらいします。
ただどちらも世間に広まるまでには、使用申請が必要です。ただ期待感として申請が通れば、米国で12月中にも2種類のワクチンの緊急使用することができる=新型コロナウイルス感染が鈍化する、このような期待感がマーケットにも出ているということです。これと金融緩和も重なり強い相場、ポジティブ要員となっています。ただ投資をする際、必ずポジティブが出れば、ネガティブも探すクセをつけるように僕はしています。
ネガティブな内容で盛り上がる⇒ ポジティブな内容はないか?
全てを疑ってかかれということですね。特にポジションを保有してしまうと、自信が持っているポジションの方向にバイアスをかけがちですが、そういう時も冷静に逆の状況を常に意識することが重要です。ワクチンでイケイケモードになっている中でのネガティブ要員は。
・新型コロナウイルス感染拡大(米国、欧州ロックダウンも、日本過去最大感染者数など)
・中国の不穏な動き
30000ドルの節目に注目
節目はかなり意識されます。例えば、ドル円でいえば1ドル=100円やビットコインでいえば1BTC=100万円など。NYダウでいえば、節目に近づいていますがなかなか到達しません。先週ファイザーの報道の際、NYダウは30000ドルを超えませんでした。今回も同様。仮に肥えてきてもその水準をキープするかが重要になってきます。なぜ、節目が意識されるか?といいますと、仮にあなたがポジションを保有していて利益が出ていたらどうでしょう。利確したくてしたくてたまりません。そういうときは、自然とキリのいい数字をイメージする人が多いですので、心理的節目と呼ばれます。もちろん全員が全員ではありませんが、大衆がそうであればマーケットはそれを折り込み上下します。
今後の注目点
先週のファイザーでの上昇は一時的なものとなりました。その後、ファイザーCEOが保有株60%を売却したことも話題になりました。

おい!自社に自信ないのかよ!
って突っ込みたくなりますが、まぁそういうもんですかね。今回モデルナ社株も急騰しています。
モデルナ社🚀 https://t.co/e2eG4chNkp
— はたなか@投資道 (@hatanaka_angou) November 16, 2020
急騰した後の続伸継続かに今後、注目です。ビットコインも上昇し1BTC=175万円(1670ドル)をつけて強含み継続です。為替は円安に傾きましたがその後戻されています。本日は以上です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
はたなか
*投資で必ず儲かると言う類は存在しません。十分な情報精査を行い、自己責任で行ってください。