10:30:生産物価指数(PPI)・消費者物価指数(CPI)(中)
16:00:失業率・失業者保険申請件数(英)
19:00:ZEW景況感調査(欧・独)
ワクチン報道でリスクオン
11月10日のNY市場でワクチンにたいしての報道が出ました。
米ファイザーがドイツのビオンテックと開発している新型コロナウイルスワクチン候補は、数万人が参加した治験で90%を超える確率で感染を防いだ。暫定結果が示した。
ファイザーとビオンテックは今後の研究で安全性も確認されれば、規制当局に緊急使用許可(EUA)を申請する。Bloombergより抜粋
この報道を受け、市場はポジティブに反応しNYダウは急騰、一時1600ドルをつけ史上最高値を更新、為替では円売り(円安)を中心にドル円、ユーロ円、ポンド円、オージー円などが買われる動きが出ました。ビットコインは上値は抜けませんでしたが、今年つけた高値圏を目指し、ゴールドは反落しています。ワクチン治験で90%を超える確率ということは、新型コロナウイルス終息を考えた動きとなり、バリュー株(銀行、航空関連など)が上昇、グロース株(zoomなど)に利益確定の売りが入っています。
バイデン勝利宣言からのタイミングは偶然か?
今回の流れですが、タイミングは偶然でしょうか。日本時間8日、バイデン氏が当確で勝利宣言、そして昨日9日のNY取引開始時刻にワクチンのポジティブ報道、これで株価は急騰。さすがバイデンだと錯覚してしまうタイミングです。仮にこれが選挙投票期間中、もう数週間前だったらどうでしょう。この辺は、政治的な意図が見え隠れしています。
ワァイザーの今後の流れ
数万人が参加した治験で90%を超える確率で感染を防いだファイザーですが、今後実際にどのような流れになるのでしょうか。
日本政府もワァイザーから、1億2000万回分のワクチンの供給を受けることで基本合意しています。ワクチンの安全性が課題になりそうです。
日経平均25000円回復
NYダウ平均は、30000ドルを迫る勢いの中で、今朝の日経平均も続伸。25000円をつけています。しかし、米国を見ると新型コロナウイルスはおさまるどころか、感染拡大でロックダウンしても不思議ではありません。日本でいえば失業者が7万人を超えたという報道も出ており、本日の第3次補正予算での予算額に注目が集まっています。現在ポジティブな内容が先行する中での株価の上昇と米大統領選も当確は出ていますが、報道が煽る裏で、まだ不透明感が残ります。金融政策が先行したバブル的な上昇となっており、まだ続く可能性はありますが、先行きを考えると懸念材料も多く感じられます。個人的には長期保有はせずに、節目、節目で利益を取っていくことを継続しつつ、流れが出ることを間違いと考えています。
最後に昨日YouTubeをUPしました。現在の米大統領選、バイデン大統領誕生の流れを強引にメディアが作りに行っていますので、この辺も意識して注視したいところです。
本日は以上です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
はたなか
*投資で必ず儲かると言う類は存在しません。十分な情報精査を行い、自己責任で行ってください。