
リスクオフ の際円高になると聞いたことがあります。もう少し詳しく知りたいです。

どーも。はたなか @hatanakaです。
リスクオフによる円高
このような言葉はニュースなどでなんとなく飛び交っているので記憶にある方も多いでしょう。
今回は、リスクオフで投資をする方に向けてもう少し深掘りして説明します。
この記事を読み終える頃には、リスクオフの円高、円高でどう行動するのかが理解出来るようになります。
是非、最後までお付き合いください^^
✅ リスクオフ 円高の意味
リスクオフで円高になる。
漠然とした理解、そこから深く考えていないと言う方も多いでしょう。
これは投資をしない人はもちろん、投資をする方の中にも結構います。
ただ、長く投資をする上でこのリスクオフでの円高は抑えておくべき重要なポイントです。
そもそも、リスクオフとは
リスクオフについてを説明する際に必要なのが、地政学リスクと地質学リスクです。
これは、リスクオフとセットになっています。
地政学リスク、地質学リスクが起こる際にリスクオフの状態になります。
リスクオフは投資家にとっては、マイナスな要因「資金を守る」と言う行動です。
ただリスクオフで何故円高になる?
こう思う人も多いでしょう。
詳細を今から説明しますが、これだけはまず強く記憶しておいて頂きたいのが。
リスクオフで円高になる意味はあるのか
リスクオフでの円高が起こる。
これの意味はあるのかないのかと言うと「個人投資家レベルでの意味はない」です。
ただリスクオフの際に円に資金が流れる動きが過去に何度も何度もあったと言うことです。
もちろん極端な円高になると輸出や輸入などビジネスに響く人々も出てくるでしょう。
ただこのブログは投資家向けと言う観点からリスクオフで円高になる意味はないと言うことです。
投資家にとって大きな波に乗るチャンスとなる
意味はないと書きましたが、投資をする上で意味ではなく大きく稼ぐ機会であるのは間違いありません。
これは非常に大きいです。
投資、トレードをする上で大きな流れが出ることは重要なことでその波に乗るとむずかしく考えなくても資産を増やすことが出来ます。
投資は簡単か時に行うのが一番ですが、リスクオフでの円高はその機会を与えてくれます。
リスクオフでの円高を理解して徹底的に波に乗るように今からイメージしていきましょう。
投資やトレードはコバンザメ
少しいやらしい言い方になりますが、個人投資家は自分で市場を動かす資金などありません。
仮想通貨の小さな市場でも大口がちょろっと動かせる程度ですので個人じゃなくても同様です。
このような状況下で上手に波に乗る中で絶対に意識して行っておくべきポイントがあります。
サーフィンで言えば、リスクオフと言う状況はビッグウェーブが来ていると考えて下さい。
その波に乗らないなんてもったいない。
普段のさざなみでチマチマ投資をするのであればリスクオフやリスクオンをひたすら待つと言うのも投資手段です。
コバンザメと聞くとあの大きなサメにくっついてるサメでしょ?
と思い浮かぶ人もいるでしょう。
ただ雑学になりますが、コバンザメはサメではありません。
スズキ目コバンザメ科でスズキの仲間に位置します。
まぁコバンザメの細かい内容はどうでも良いのですが、投資、トレードをする上でこのコバンザメの意識を持っておくと勝ちやすくなります。
あ、コバンザメを知らない方に説明しておきます。
大きなサメの下にくっついて泳いで外敵から身を守り、食べ残しや、寄生虫、排泄物を食べて暮らしています。
サメだけではく、マンタ、ウミガメ、クジラなどにも便乗しています。
これ水族館に行った際に是非探してみて下さい。
なんかやたら大きな魚の下にピタッとくっついているのがいるなぁ〜
それがコバンザメです。笑
もちろん完璧に自分の身を守れる訳ではないですが、強い物と同じ方向に向くことによって得るものは大きいですね。
と言うことでこのコバンザメ戦法是非、頭に入れておいて下さい。
✅ リスクオフ 円高が起こる理由
繰り返しになりますが、リスクオフになる理由をここで書いておきます。
なんとなく言葉でリスクオフ・・ と理解していても慣れない間は、行動に移すのに時間がかかります。
日々のニュースでこれリスクオフになる?と言うこともありますので少し深堀します。
リスクオフは戦争や大地震で起こる
リスクオフ来たー!
とすぐに理解出来るのは、大地震です。
仮にチャートが一気に円高に動いた時にニュースをチェックしてみてください。
世界のどこかで大きな震災が起こっていることがあります。
もちろん戦争、テロ、世界情勢不安でもリスクオフ の円高は起こりますのでこれも合わせてニュースとみておく必要があります。
これらがリスクオフが起こる理由ですがむずかしいのがコレ。
コレに尽きます。
特に自然災害は分からないですね。
南海トラフ大地震が来る、来るとは言われていますが、いつか起こるんでしょうね・・ としか言いようがありません。
ただ、国の破綻的な内容はある日突然ではなく、チェックすればこの国そろそろ怪しいなと言うのは理解出来ます。
かなりターゲットを絞り、調べまくらないといけないので合理的か?と聞かれればあまりそこに割く時間はもったいないでしょう。
全て大きく円高に動いたらリスクオフなのか
大きく円高に動くことはあります。
ただそれが全てリスクオフと言う意味ではありません。
為替では経済指標発表というものがあります。
指標の代表格が「米雇用統計」
米国の雇用状況が毎月第1金曜日に発表されます。
雇用の状況、失業者の割合などを前月比などで比較することによって米国の経済の現状が理解出来るということです。
ここでドル円が一気に売られることがあります。
いわゆる、ドル円の売り、円高です。
これは米国の指標による動きですのでリスクオフの円買いではなく、期待外れで米ドルが売られたと言う状況です。
リスクオフで円高になる理由
リスクオフでの円高、これが起こる理由としては「円が買われる」この状況が起こっていることを理解して下さい。
円が買われると言うことはどう言うことか?
投資家はあらゆる金融商品を保有しています。
それがリスクオフの状況が起こった際に一気に円に流れると言うことです。
こう言う話を聞いたことはありませんか?
円は安全資産
ただ日本人の皆さんなら疑問に思うのが、「本当に円って安全資産なの?」です。
立派な経済大国である!
と言えばそうかも知れません。
ただ経済大国としても2位の座から落ちて低金利の終わりのないデフレ。
消費税は増税され更に数字が悪化しています。
書けば書くほど暗くなるのでこれくらいにしておきますが、それでも安全資産と言えるのか?
論点はここではありません。
投資家の共通認識がこれと言うことです。
とりあえず円を買う行動に出ると言うのが投資家の脳裏に焼き付いているのは確かです。
その他で言えば、プログラミングされているのでそこに円買いが反応して人間の投資家は後から追随という形ですね。
円は安全資産神話崩壊は十分ある
今回はリスクオフでの円高、円買いについて説明していますが、円高が全てではありません。
最近ではユーロなども言われて来ていますし未知数なビットコインなども出て来ています。
ですので、有事の円買いが当たり前化されていますがこれが継続し続けることはなく、現時点で投資家心理に円買いがあると言うことです。
近い将来円の安全資産神話は崩壊する可能性はあります。
✅ リスクオフ 円高、円買いとは
円高、円買いがよく分からない。

リスクオフはわかりました。

円高はなんとなく分かりました。

円買い?円高?ちょっと分からないわ。
サラッと説明しているこの部分結構理解されていないことが多いです。
少し詳しく書きますね。
円高、円買いってそもそも何?
ここではリスクオフは忘れて下さい。
円高、円買いについて説明します。
円高、円買いとは同じ意味です。
ここで初心者の人を混乱させてしまうのが円買いですがドル円売りなどややこしい言葉です。
ドル円売りは、円が買われている状態ですので円高に進みます。
売りなのに買い?
ここ混乱しますよね。
チャートで見ると分かりやすい
ドル円のチャートで見てみましょう。
ドル円1時間足。
トレーディングビューを使っています。
非常に分かりやすい2つのパターンがありました。
普段使っているチャート設定の画像をキャプチャしたので、インジケーターなどは無視して下さい。
ここでみて頂きたいのが、赤矢印と青矢印の時のチャート。
赤矢印:大きく下落しています
青矢印:大きく上昇しています
さてどちらが円高でしょうか。
円が買われると言うことで少し考えてみて下さい。
答えが出たら次に読み進めて答え合わせです。
間違っても良いのでまず考えて答えを出すと頭に入りやすいですので実行してみて下さい。
さて、答え合わせです^^
前半はドルが売られて円が買われています。
買われている方の通貨が引っ張られると言う認識で見て下さい。
ではその認識で後半はどちらが買われたか?
ドルですね。ドルが買われて円が売られると言う状況となりました。
ですのでリスクオフの円買いと言うのは他の通貨に対して円が買われる状況が起こると言うことです。
これについて他の通貨も交えて次で説明します。
✅ 円高で狙う通貨ペアの絞り方
円高、円買いに関しての方向性は理解出来たでしょうか。
ちょっと分からないとい言うかたは先ほどのチャートを何度も見て下さい。
さてここではリスクオフ、円高、円買いを理解した上で円に対しての通貨ペアがありますのでご紹介します。
円絡みをクロス円と言う
始めて聞く人は、クロス円?また新しい通貨が出たのか!?と混乱するかも知れませんがこれは違います。
円絡みのペアを全てクロス円と言います。
ざっとクロス円をあげてみます。
・ユーロ円(EUR/JPY)
・ポンド円(GBP/JPY)
・豪ドル円(AUD/JPY)
・カナダ円(CAD/JPY)
・NZ円 (NZD/JPY)
他にもありますがこれくらいで。
右側がチャートで表示されている内容です。
ドル円 = USD/JPY
これは同じです。また新しい通貨が出て来たのか!?と思ってしまいますね。
噛み砕くと大してむずかしくない内容ですが、僕がここで立ち止まりました。笑
その他で言えば、豪ドル円をオージー円と書いているサイトもありますがこれも同じ意味です。
生中下さいってのを生ビール下さいって言うようなものです。
これらがクロス円と言います。
ご覧頂くと分かるように全て円が絡んでいますね。
余談ですがドル絡みをドルストレードと言います。
ややこしくなるので興味がある方は調べて見て下さい^^
円買いは分かった、ではどのクロス円を選ぶ?
リスクオフで円買いでのトレードの優位性はご理解頂けたと思います。
でもこれって凄いことだと思いません?
普段なら、ドル円売りかな〜、買いかな〜 と方向性を悩んでのことですが、リスクオフの際は少し選択肢は狭くなります。
ただ、ここからどの通貨ペアに絞るのか?ってのが難しいですよね。
これは相関関係と言って、あらゆる通貨を見て決めなければいけません。
一番強い通貨と一番弱い通貨を探す
どの通貨にも強弱があります。
例えばリスクオフで言えば、円が一番強くなります。
ではその強い円を更に強く引き立たせるにはどうすれば良いのか?
ここでクロス円の中で「一番弱い通貨を探す」ことでより円高のパフォーマンスが高まります。
簡単に例をあげて見ます。
ドル・ユーロ・円
これら3つの通貨でも強弱が存在します。
円が一番強いと想定してこれならどうでしょう。
ドル<ユーロ<円
ここで通貨に順位を付けます。
2位;ユーロ
3位:ドル
ドルが一番弱くて円が一番強い状況です。
さてここからですが、ドル円、ユーロ円のどちらをトレードするか?です。
答えは、ドル円です。
これですね。
通貨の強弱は日頃から慣れておく必要がある
ざくっと説明したのでなんか出来そう!と思う人もいるかも知れません。
ただそんなに甘くなく通貨ペアは、超複雑です。
先ほどのドルとユーロ、円の関係を見る際にはこれらの通貨のチェックが必要です。
・ユーロ円
・ユーロドル
クロス円にはもっと複数存在しましたね。
豪ドル円で言えばチェックするのは。。
・豪ドルドル
・ポンド豪ドル
・ユーロ豪ドル
・ユーロポンド
この辺りです。
頭がパンクしますね。汗
これは日頃から色々と通貨を見て「流れ」を掴んでおくと良いです。
そうなってくると円買いが決まっているリスクオフがどれだけ普段と比べて楽か?ってことですね。
もちろん更に弱い通貨と円の組み合わせが出来れば最高ですがここまで見てちょっと意味不明って方はクロス円をリスクオフでは狙う意識をして下さい。
いつ円買いがなくなるか?は不明です。
プログラミングや、過去の統計からの投資家のリスクオフで取る行動という意味合いで抑えておいて頂けると幸いです。
僕も始めは全く円高?円買い?はぁ?
どっちがどっちだ!と頭がパルプンテ状態でした。
ただこれは慣れもあります。
意識していればいずれ腑に落ちる内容ですのでリスクオフの時に再度磨きをかけて見て下さい。
本日は以上です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
はたなか